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             聴  法  録  206

聴法録206-1
善を以って交れ

如何に低能な人でも、哀れな人でも、軽蔑してはならぬ。彼等も私達と同じように、高遠悠久の法則に随うあるものを持っている。この法則に対して、私達は適当な敬意を表する義務がある。彼等の最悪の行動に対しても、努めて隠忍すべきである。若し、私達が彼等を虐待するなら、それは、二重の不正行為であって、彼等に闘争を宣言するような結果になろう。人生を無事に渡るために、私達は他人の性質の相違を十分理解し、彼等を優遇する寛容を持ち、軽率な挙動があってはならぬ。又、彼らがその習慣を正さないからとて、苦情を言ってはならぬ。

誘惑や試練に出逢ってる人を、出来るだけ優しく扱ってやらねばならぬ。又、自分がそんな境遇にある場合は、他人の慰めを求めず、自ら奮い立つように努めよ。

他人に、疑念や侮辱を感じさせるような批評を試みるな。常に純粋な心で他人の言葉を解し、それに適当な敬意を忘れるな。善は矛盾を除去し、紛争を解決し、難事を容易にし、悲哀を喜悦に変える。


今日行なえる善を明日に延ばすな。
自分でできることは他人に任すな。
安いからとて不要な物品を買うな。
傲慢はどんな食物、飲料、住宅、衣服よりも高価だ。
貰ったものが少ないとて不平をいうな。
不可能な事が出来るようにと願うのは無益なことだ。
怒りを模様したら、一、二、三、と指を折って十まで数えよ。若し、怒りが大なら一から百までを数えよ。