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| 聴 法 録 249 |
聴法録249-1
他力の救済
我、他力の救済を念ずるときは、我が世に処するの道開け、我、他力の救済を忘れる時は、我が世に処するの道閉じる。
我、他力の救済を念ずるときは、我、物欲のために迷はさるる事少なく、
我、他力の救済を忘れるときは、我、物欲の為に迷はさるること多し、
我、他力の救済を念ずるときは、我が処する所に光明照らし、我、他力の救済を忘れる時は我が、処する所に黒闇覆う。
嗚呼、他力救済の念は、よく我をして迷倒苦悶の娑婆を脱して、悟達安楽の浄土に入らしめるが如し。我は、実にこの念に依りて現に救済されつつあるを感ず。
もし世に他力救済の教えなかりせば、我は終に混乱と悶絶とを免れざりしなるべし。しかるに、今や濁浪闇黒に在りて、つとに清風の遊ぶおるもの、その大恩、あに区々たる感謝嘆美の及ぶ所ならんや。
我が内なる絶対他力に安んずる
内在する大いなる真実いのちを呼ぶとき、
「我ここに居る。側にいる。共にいるぞ、我にまかせよ」と、私は、ただ「はい」と頭を下げるのみ。
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