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| 聴 法 録 334 |
聴法録334-1
自然のままの単純さと聖智が住む単純さとがある。
一は愛を呼び、他は尊敬を呼ぶ。
人生の問題の多くは、代数の方程式の如くに解り得るものである。そしてその回答は、最も単純な形で現わされる。
真理を語る言葉には常に装飾がない。そして単純である。
単純は、常に人を魅惑する所を持っている。子供と動物の魅惑は単純の中にある。
自然は、人々がこの世の中に打ち立てた険悪すべき区別を知らない。身分高きことや富裕な事にはかかはりなく、自然はまことの心からの関係の中にある。そして本当に善良な感情には、ほとんど常に単純な人々の中に於いてのみ出会うように思はれる。
巧みに飾ってものを言い、そらさない態度で応接人々が、高い愛と徳とを持っていることは少ない。
単純な言葉はよき言葉であり、すべての人々に理解される。深い思想を含んでいるものである。
あらゆる技巧的なもの、奇嬌なもの、注意を引き付けるものを避けよ。単純と言うことほど。人々を親近せしめるものは外にないのだ。
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