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| 聴 法 録 407 |
聴法録407-1
死は避け難い
人智の極を盡しても、肉の生命を確保することは不可能である。死は常に眼前に彷徨しているのだ。キリストが教える教訓は、「自己の生命と幸福は自ら保護せよ」というのであって、他の教えの説くところよりも確実性がある。キリスト教によるこの生涯は、虚妄な安全を拒絶して、内在する真実の私の完成と、隣人に対する愛の増進に努めることである。
この故に我汝らに告ぐ。何を食い何を飲み、又、何を着ようとも、生命のこと、身体のことを思い煩う勿れ。生命は糧に勝り、身体は衣服に勝るにあらずや。空の鳥を見よ。播かず、刈らず、倉に納めずとも、汝等の父はこれを養い給う。汝らは彼等よりはるかに勝るにあらずや汝らのうち誰が思い煩いて身の丈一尺を加え得んや。さらば何を食い何を飲み、何を着んとて思い煩うこと勿れ。先ず神(真実の生命)の国と神(真実の生命)の意志とを求めよ。然らば、これ等のものは汝らに加え得らるるならん。この故に明日のことに思いを致すなかれ。明日は明日自ら思い煩わん。一日の苦労は一日にたればなり。
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