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| 聴 法 録 457 |
聴法録457-1
生命は幸福である
人間の生命は内在する真実の生命によって成立する。肉と内在する生命との融合は両者の幸福のためである。内在する真実の生命は愛によって肉を遠ざけることが深ければ、深いだけ幸福を増進する。この幸福は、人間のあらゆる不幸や悪に撹乱されない強い力を持っている。
生命は人間の幸福である。
生命は最も優れた幸福である。何ものもこの幸福を超越することは出来ない。若し生命が優れたものでないと言う者があるなら、彼は迷妄なる生命を見た結果から誤算したのである。私達が体験しつつあるこの貴重な生命以外に、優れたものを私達は知らない。又、知る必要もないであろう。
何処か、他にも大いなる生命があるものと信じて、この生命を粗略に扱う人がある否、あり得ないのである。私達に獲得できる最大の幸福は、この各人が持つ生命である。
この世界は、私達の玩具物ではない。勿論、試練場でもなく、悠久なる他の世界から他の世界への足場でもない。この世界は、悠久なる宇宙のうちの一つであり、人間に喜びを与える大いなる機関である。私達人間は常に努力くして、この世界を、更に美なるもの幸福なるものと為す義務を持つ。
善であったり、悪であったりする運命の掌中から、私達の生命を解放し、出来得る限りこれを善なるものとすることは、到底、私達の力では及ばない。これが可能であるなら、人間の生涯は、素晴らしい飛躍を成し遂げたことになる。
人が幸福である瞬間には、その幸福に気付かない。だから、不幸のみを感ずるのだ。
大いなる真実の生命への奉仕だけが、人間の生涯の使命だとは言えない。然し、人間の生命は、何時でも、如何なる場合でも、奉仕のためのものでなくてはならぬ。大いなる真実の生命は、人々に幸福を与えようとしている。故に人々は、この幸福を得た返礼として、大いなる真実の生命が、私達に求めている総てのものを、成熟せめばならぬ。これは、私達が、大いなる真実の生命へ報いる当然の奉仕である。
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