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| 聴 法 録 461 |
聴法録461-1
真理に適合する生涯
人間の生命は、肉と内在する真実の生命との単一なる融合である。人が、この理を解すると解せざると、欲すると欲せざるとに拘わらず、この生命は私達の力では如何とも為し得ないのである。
人間の使命を理解して行動するものと、解らぬままに行動しない者との差違は、永遠の幸福感と不幸感とに分かれるのである。
人間の生涯の目的は、為すべき仕事を成就することである。だからこの仕事を完うするほか何を希望しようと、又その希望する者がある程度の完成を見ようと、古い希望が消えて、新しい希望が現れようと、その究極を見出すことは不可能である。かくして、絶えず安定をえない中にも、私達は意味深いある物を得ることが出来る。それは完成に向かう進展である。常に止まる事なき進展は、大いなる喜びを人間にもたらすものだ。この進展は、一種の褒賞や慰めを伴っている。これを得たものは、決して失うことがないのである
自己の生命を、精神的の仕事の発展に捧げた人は、心中に不満足を感じることがない。何故ならば、彼が何を希望しようとも、その仕事の完成が既に約束されてあるからだ。
幸福であるという事は、永久の生命を神から得ることと、救われるているという念が満ちていることである。つまり、幸福とは、生涯が得る結論である。この結論に達すると、人は神に近い喜びに満ち、確実な何ものかを占有している感じを得る。そして、この幸福には境界も際限もなく、自由である。蓋し、幸福は、神(真実の生命)から完全なる満足が与えられるものであるからだ。
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