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| 聴 法 録 65 |
聴法録65-1
賢者を尊重しなければ、人民がお互いに競って学を誇り、
地位の優劣に惑わされて相争うような事も無い。
同じ様に得難いほどのお金や物を尊重したり羨んだりしなければ盗みを働くような物も少なくなるだろう。
これらは総て相対的な価値しか持たないものである。
これらは誠に頼りないもので、これを守ろうとすれば、
この世の無常の嵐の中で右往左往する事になるだろう。
無為自然であれば、総てあるがままに収まるところへ収まる。
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聴法録65-2
人間の歴史や、この世の中をよくよく見れば、地位や名誉に対する執着が、様々な争いを起こし、お金や物に対する執着が嫉妬や羨望、憎悪、詐欺、裏切りなどを生じさせる。
しかも、更に厄介な事は、これらを追い求めている人々の姿が、見た目には、生き生きとしている様に写るのである。
これは、肉体のいのちが盛んである事を示しているのだが、いつの世においても、そこに内在するいのちがどの様なものであるかを、自身はおろか、他者にも見えなくなってしまっている様だ。
この無知無欲を相対的、二元論的に捉えると真実のいうところのものが汲み取れません。自然の恵み、自然の循環を見て下さい。無為自然。
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